信じるって何だろう、なハシゴ。

 とにかく今月末はなるべく心残りを消していこう、というわけで、今日はハシゴです。色々なことを考慮した結果、訪れたのは豊洲――雨降りのため電車利用でしたが、しかし惜しいと感じないのは、1本はポイントで鑑賞出来、もう1本は先日頂戴した招待券を用いたので、映画そのものにはお金を払わずに済むからなのです。

 まず1本目は、昨年でいちど締めくくったものの、体裁を新たにして再起動した人気アニメーション・シリーズの歴代ヒロイン勢揃い都合4作目プリキュアオールスターズ New Stage/みらいのともだち』(東映配給)。昨年の『DX3』からTOHOシネマズ西新井で上映するようになったため、そちらで鑑賞するようにしていたので、豊洲でこれを観るのは1年半ぶり。何故か懐かしい気分だ。

 帰り際に子供が呟いていたぐらい、明白にこれまでのオールスターズと異なる作り。しかし、大人目線で観る限り、これは見事な仕上がりだと思います。シリーズのテーマや素材をうまく敷衍してますし、お話としてもまとまっている。『プリキュア5』以前のメンバーが完全におまけ扱いで、声優さえ招かれていないらしいのが残念ですが、正直それは致し方あるまい。こうなると来年もやるだろうけどどうするんだ、という疑問を抱きつつも大満足。

 あいまに小一時間ほど余裕があるので、書店でちょこっとだけ買い物を済ませたりしてからふたたび劇場へ。2本目は、『ウォンテッド』の脚本家マイケル・ブラントの監督デビュー作、冷戦時代に活躍した暗殺者“カシウス”がふたたび出没した謎を巡るアクション・サスペンス顔のないスパイ』(KLOCKWORX配給)。近場でかかっているのはここだけ、しかも今日で最終回というタイミングだったので、『プリキュア〜』のついでに何か、と考えたとき、迷わずにこれを拾ってました。

 正直、どういうオチなのかはだいたい想像がついたんですが、しかしその過程の描写ややり取りの凝りようが実に気持ちいい。やり過ぎて、いざ説明しようとするとうまく辻褄が合わせられない、っていうかそもそもちゃんと繋がるのか、という疑問さえ抱きますが、少なくとも観ているあいだは面白いし、カタルシスはあっても決してすっきりと収めていない結末の余韻もなかなか。突出したところはないし、仕掛けのわりに地味な印象もあるんですが、私はけっこう好感を抱きました。

 鑑賞後は当然のようにまっすぐ帰宅――ちなみに明日もハシゴです。仕方ないのよ本当に観たいものがた(ry

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