なりゆきで、5回目の大つけ麺博2012。

いまさらですが、会場入口の看板。

 ……本当のところ、今日は土曜日の仕切り直しのつもりだったのです。愉しみにしていた作品なので早く観ておきたい、しかし移動経路や天候の兼ね合いなどもあって、今日の午前中でないと今週中には観る機会がない、と気づき、急遽出かけたのです。

 朝一の上映が、ありませんでした。

 確かにシネコンでは、毎日細かくスケジュールを調整しているところもある。本日訪れたところはその代表格、と言っていいくらいに頻繁にいじっているのは知っていました。しかし、まさかこの前の土曜日に封切られたばかりの作品なのに、平日朝の回を切っているとは予想出来なかった。困ったことに、他に観たい作品、ここで観ておきたい作品がどうしても見当たらず、また天気予報との兼ね合いもあって、早く帰宅したいことも考えると、何も選べない。しおしおと撤退致しました。

 とはいえそのまま帰るのは癪なので、同じ施設にてちょこっとだけ買い物をしたのち、少し遠まわりをして浜松町へ。本日千秋楽を迎える大つけ麺博2012を訪ねることにしました。

 到着したのはちょうど開場ちょっと前、という時刻でしたが、食券販売機のあるブースの前にはかなりの列が出来ている。食券を購入し、お目当てのメニューを購入するまで、40分ほどかかってしまいました――いや、これでも人気店であることを思えばわりと穏当なほうなんですが。

中華蕎麦とみ田の六年目の豚骨魚介。 最後の最後に選んだのは、千葉県から参加の中華蕎麦とみ田のつけ麺。ブームの広がりとともに様々なヴァリエーションが登場しましたが、ここのつけ麺は流行となったスタイルの基本、と言ってよさそう。濃厚な豚骨魚介のスープにチャーシュー、ねぎを添え、太くもちもちした麺に絡めていただく。王道ですが、さすがに突き詰めているだけあって絶品です。トッピングの鶏肉やチャーシューも含めるとけっこう脂っこく、個人的にはちょっとしつこすぎるレベルなのですが、それでも食べられてしまうのは本当に美味しい証拠だと思う。キッチン前にスープ割りの案内も出ていたので、そちらも頂戴しましたが、あっさりにするかこってりにするか選べるのも有り難い。スープは飲みたいけど、そろそろ油分は勘弁、という気分だった私は、あっさり系でスープも最後まで堪能しました。

 個人的にも、今回食べた5品のなかで、今日のものがいちばん美味しかったのですが、先ほど発表された投票結果も、このとみ田のつけ麺が1位だった模様。もし映画を観ていたなら、雨に降られる前に、と急いで帰宅していたはずなので、考えようによっては幸運だったかも知れません。

 そんなわけで今年の大つけ麺博も終了です。基本、食べ物については保守的で、気に入ったものを延々注文するたちゆえ、こういう企画で色々なメニューが試せるのはけっこう有り難い。来年もあるといいなー。

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