『内村さまぁ〜ず THE MOVIE エンジェル』初日舞台挨拶atTOHOシネマズ六本木ヒルズ。

フォトセッションの模様……拡大できるのはこれが限界です。 本日は舞台挨拶付上映のチケットが確保できたので、夕方からお出かけです。大雨も過ぎ、ひとまずまとまった雨の心配はなさそうなので、久しぶりに自転車で六本木へ。先月下旬くらいからずっと天候がいまいち振るわず、蒸し暑くても自転車で出られるのが嬉しい。坂道も途中で休まず登り切るのだ。

 鑑賞したのは、ネット配信をメインに展開、映像ソフトの本数がギネスに登録されるほど根強い人気を博しているバラエティ番組発信の映画、芝居で悩みを解決する一風変わった探偵社の活躍と騒動を描いた内村さまぁ〜ず THE MOVIE エンジェル』(東宝映像事業部配給)

 上映前に舞台挨拶です。登壇したのは、主演であるさまぁ〜ず三村マサカズに相方の大竹一樹内村光良に共演者の藤原令子、そして久保田悠来の5名。

 既に2箇所での挨拶を済ませていて全開になっているせいなのか、とにかくメインの3人は序盤から飛ばす飛ばす。大竹は他の会場でマイクの電源が入っていなかったトラブルをネタにしてましたし、内村は本篇の公開が決定した当時から繰り返し言っていた「三村は映画で共演NG」にここでも盛んに言及していた。まあ、そりゃ台本全然覚えてなきゃ、自身で監督するほどの内村はイヤでしょう、冗談にしても。

 劇中、重要な風呂場での会話のシーンでさえ、見えないところで台本を読んでいた、という三村にここでサプライズ。くだんのお風呂のシーンで一緒に入浴する子供を演じた三谷翔太と、その母親役・渡辺奈緒子が突然登壇、翔太が三村に手紙を朗読する、というイベントが挟まれた。まあたぶんスタッフの助言はあったんだろうな、という印象のツボをわきまえた内容の手紙でしたが、直後に三村が言っていたように、このシチュエーションが本篇にも通じるものがあるので、これはこれで面白い。話の流れで、劇中三村が渡辺にキスされるシーンで例によって三村が際どい行動をしていたらしく、さんざん言い訳していたらまたぞろ内村に怒られるわ、渡辺からも「私も共演NGで」と言われるわ、舞台上でバラエティ番組そのもののノリが繰り広げられてました。

 このあたりで制限時間が来てしまい、いったんフォトセッションへ。基本的にフォトセッションはマスコミ関係者限定で一般客は撮影不可、なんですが、ここは静止画撮影中は一般客もOK、というお達しが出たので、私も慌てて携帯電話の電源を入れて撮影しました。座席の位置はそんなに良くないので、拡大してあの程度でしたけど。

 最後にまたそれぞれひと言、というくだりでは、司会者から大竹に直接、先日生まれたばかりの第二子について触れて欲しい、というお願いが。なにせ今日は、TOKIO国分太一結婚、という大きなトピックがあったため、ちょっとでも露出を増やしたい、という意図らしい。『さまぁ〜ず×さまぁ〜ず』以外ではあんまり触れたがらないらしい大竹もさすがに渋々触れてましたが、流れで内村にもとばっちりが行っていたのがおかしかった。あとでニュースサイトを見たらさっそく“相方と昨年の12月以降会っていない”と書かれてるし。

 都合30分程度、ほとんどバラエティ番組そのまんま、というノリの舞台挨拶で、変な角度の座席しか残っていなかったものの、意地で押さえて正解でした。楽しかった。

 出演者が降壇したあとに上映された本篇は、惹句通り“テレビバラエティを愛する全ての人々に捧げる”内容そのもの。『内さま』の前身である『内村プロデュース』あたりからのバラエティ番組に親しんでいる人にとっては馴染みのありすぎる芸人たちが随所に登場して笑いを誘い、肝心のストーリーの中でも意識的にアドリブをちりばめて、オリジナルである番組の雰囲気をきっちり取り込んでいる。それでいて、演じることの楽しさを織り込んだり、最後にはちょっとした感動までちりばめてそつが無い。出演者も言うとおり、観終わって何も残りませんが、しかし「面白かった」と素直に言える内容。私はすごく好きな1本です。映画がすべて、という人には薦めづらいですが、私同様にバラエティやお笑いにも関心のある人なら要チェック。

 ちなみに、三村が注目のポイントとして、小島よしおが張り切って出演したのに、いざ完成してみたらちょっとしか映っておらず解りにくいので注意して観て欲しい、と言っていたので、画面の隅から隅まで注意して鑑賞していたんですが……残念ながら気づかなかった。プログラムには答が書いてあり、読むと確かに違和感のあった奴が小島だったのですが、あれは油断していたら解らない。だって顔がほとんど映ってないんだもの。隠しキャラのように潜んでいたバナナマンに気づいたときはひっそり快哉を叫んでたんだけどな〜……。

 細かいネタが他にも潜んでいるっぽいので、少し記憶が薄れてから、もういちど劇場に足を運ぼうかしら、と本気で考えております。

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