ほぼ1年振りのDOLBY ATMOS。

 本日は封切り作品を鑑賞するために、朝からTOHOシネマズ日本橋へ。

 鑑賞したのは、ティム・バートンがディズニーにて発表し大ヒットとなった作品の、メインキャストはそのまま、ティム・バートンは製作に退いて、『マペッツ』のジェームズ・ボビン監督が新たにメガフォンを取って撮影した続篇です。少し成長したアリスが、今度は過去に囚われるマッドハッターを救うために時間を遡っていくアリス・イン・ワンダーランド/時間の旅(字幕・3D・ATMOS)』(Walt Disney Studios Japan配給)。最近、IMAX上映がある作品はどーしても新宿に足を運びがちなんですが、今回はそれに加えて、DOLBY ATMOSでの上映も実施されてます。あちこちで導入されているのにこの規格での上映はかなり減っており、久々に味わってみたかったのと、それなら新宿ではなく、TOHOシネマズでは早期に導入した日本橋を利用したかったので、こちらに決定。

 監督は代わったとはいえ、バートンは製作には就いていますし、監督が前作に敬意を示しているので、世界観に違和感はない。内容的にも、“タイム”というオリジナル・キャラクターを軸に、けっこう洗練された仕上がり。過去に遡ることをすなわち過去と向き合うことと捉え、旧作のキャラクターのドラマを自然な形で膨らませ、掘り下げています。惜しむらくは、あまりに綺麗で棘のない内容になってしまって、観終わって強い印象を残しにくくなっていることでしょう。観ていて心地好いけど、それで終わってしまう。しかし、万人に親しみやすい、良くも悪くも当たり障りのない出来だと思います……ただ私はかなり好き。インパクト云々を考慮して評価するとこんな書き方になるだけで、求められているクオリティは達成していると思います。アメリカではいまいち振るわなかったようですが、当たってもいいんではなかろうか。

 鑑賞後、ちょこっと寄り道をして、昼食を買ってから帰宅……真夏日だというのに、意識的に水分を摂らなかったせいか、だいぶフラフラでした。いちおうは水は持ち歩いているんですが、ちゃんと飲まないとダメだ。

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