事件は回線の向こうで起きている。

 本日の映画鑑賞はユナイテッド・シネマ豊洲です。もっとも駐車場が使いやすい場所なので、陽気が良ければ移動手段はバイクが最優先になります。途中まではアクアシティに行くのと同じルートを辿るため、豊洲市場オープン以降ちょっと混雑するようになって走りづらくはなりましたが、回数を重ねているのでほぼ想定したとおりの時間に現地入り。

 朝一番の豊洲にて鑑賞した今日の1本は、新人監督の第1作ながらRotten Tomatoで驚異の満足度100%を達成、世界各国の映画賞で話題となっている作品、警察の緊急通報指令室を舞台に、電話の音声のみを手懸かりに、窮地に陥る女性を救うべく警官が奮闘する新感覚サスペンスTHE GUILTY/ギルティ』(PHANTOM FILM配給)

 設定自体に興味を惹かれ、届く評判も良好なのでむちゃくちゃ期待してたんですが、いい意味で期待通りの傑作。本当に映像は指令室のなかだけ、電話の向こうの映像をチラ見せすることすらしないんですが、だからこそ可能なサスペンスを巧みに構築している。音が重要であることをよく理解して、回線越しの音が非常に作り込んであり、否応なしに観る側の想像を喚起してきます。事件の構造自体はシンプルなんですが、ちょっとした仕掛けできちんと緊張や驚きを作り出していて、技がよく効いている。88分間まったく退屈することのない傑作です。……ただ、豊洲で最大のサイズを誇る10番スクリーンで観る意味はあったのか? と思わなくもない。演技で魅せてはいますが、映ってるのほぼおっさんだけだし。

 鑑賞後は豊洲ではお馴染みのラーメン店に――行かずにまっすぐ帰宅。今週はちょっとラーメンが多すぎた気がするので、終映時感が早かったのを幸いと、昼食は家に帰って済ませました。

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