今日は残りの人生の最初の1日。

 きのうからメニューを増量した『Fit Boxing』が急に内容をヘヴィにしてきたり、またぞろタブレットが問題を起こしてサポートにグチグチ並べ立てたりして、午前中で1日分の体力を使い果たした感に襲われてましたが、でもやっぱり週に2本は映画を観ないと落ち着かない。仮眠ののち、夕方から意を決して映画鑑賞に臨みました。木曜日に「気勢をそがれた」といったん保留にしたアレです。
 作品は、昨年に2年遅れで日本上陸するなり、一部で熱狂的に迎えられたホラーの快作、殺されては同じ1日を繰り返す最悪の誕生日ループに陥った女子大生のサヴァイヴァルを描いた『ハッピー・デス・デイ』(東宝東和初公開時配給)。劇場公開のときにも気にはなってたんですが、タイミングが合わず観逃してたので、この機にAmazon Prime Videoでよーやく鑑賞。
 本当に、サイコーな1本でした。
 こういう、同じ運命を何度も繰り返す、という趣向そのものはさほど珍しくないんですが、主人公の設定に周囲で起きる出来事、丁寧な時系列の構築により、意外性とスリルを盛り込んだうえ、謎解きの興奮もしっかり組み込まれている。しかし何より素晴らしいのは、繰り返すことでどんどんやけっぱちになっていくヒロインの清々しさです。客観的に言って、冒頭では殺されても仕方のないピッチそのものなんですが、途中で開き直ってみたり、一気に改悛してみせたり、と多彩な変化を見せる。スリルはありますが、あからさますぎる残酷描写はなく、観ていてひたすらに面白い。本当にまごうことなき快作でした。これは劇場で観たかったな~。
 日本への輸入が遅くなってしまったため、同時に続篇も公開になっていた。もちろんこっちもPrime Videoで配信してます……非常事態宣言が解除される前の最後のお楽しみに取っておくか。

コメント

  1. […] 原題:“Happy Death Day” / 監督:クリストファー・ランドン / 脚本:スコット・ロブデル /  […]

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