レンタルDVD鑑賞日記その375。

 某氏から借りたまま、ずーっと観ていなかったDVDに、やっと手をつけました。ジョニー・トー&ワイ・カーファイ監督、アンディ・ラウ主演という『名探偵ゴッド・アイ』の布陣による麻雀コメディ。

 脚本が『マッスルモンク』など異様な作品ばかり手懸けている面子なので、てっきり知略で勝ち抜く雀士の姿を描いているのかと思いきや、異様なツキを武器に立ち回る男の奇妙な人生模様を辿るような内容でした。主人公の気持ち悪いくらいのバカヅキや、やたらと職を変えて主人公につきまとうヒロイン、負けると駄々っ子に変貌するライヴァル、とか漫画的なキャラクターのやり取りは愉しいんですが、あまりに非現実的すぎるので、そこが受け入れられるかどうかが分かれ目。浮き世離れしたような描写をうまく抽出して、奇妙なカタルシスを生み出すクセ者っぷりはさすがこのスタッフ、という印象でした。

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