本気で呪うつもりがなくても。

 本日も映画鑑賞に行って来ました――余裕が出てきた訳ではありません。しかし、次にこれを観ておこう、というのは決めていて、明日以降の時間割を確かめたら、私には利用しにくい時間にしかやらなくなってました。いちばん都合がいいのが丸の内ピカデリーの9時半からの回で、それは今日だけ。丸の内では明日からかかっておらず、系列館の新宿ピカデリーは明日から8時5分と、早いにもほどがある枠に追い込まれてしまう。
 決断したのは今朝、手早く準備すれば上映開始までに間に合う、という時間に目が覚めたから。昨晩のうちに上記の事情に気づいたけど、ピカデリーのネット販売は深夜に利用できないし、母にも伝えていなかったため、起きられなかったときに叩き起こしてくれるセーフティもない訳なので、寝遅れたら諦めるつもりでした。
 というわけで、急ぎめに支度をして、電車にて丸の内ピカデリーへ……珍しく東から上陸した台風の影響がどこまで尾を引くか解らなかったので、今日出かけることに踏ん切りがつかなかった、というのもあったのですが、関東はゲリラ豪雨の可能性こそあれ、強風の脅威はなさそうだったのも決断の理由です。影響が長引いたら、電車移動でも危ういからね。無事、ちょっと余裕があるくらいに到着して、券売機にてチケットを確保して入場……っていうか、劇場でチケット押さえたの、すごーく久しぶりという気がする……ポイント交換で無料だとしても。むしろ窓口でポイント交換したのは初めてぐらいかも。
 鑑賞したのは清水崇監督最新作、都市伝説に囁かれる呪いの儀式によって恐怖に晒される高校生たちを描くホラーだぁれかさんとアソぼ?』(松竹配給)
 このところ作品数が多い清水崇作品をぜんぶフォロー出来ているわけではなく、1本くらい見落とすのも仕方ないかな-、とちょっと思ったのですが、なにせ今年は3本立て続けに公開、という特殊な状況。『口に関するアンケート』と『八つ墓村』の原作付き2作だけ観て、オリジナルをスルーするのはなんか申し訳なかったので、一昨日貯まったポイントをさっそく消費して鑑賞したわけです。
 なんかこちらも予想以上に良い青春ホラーです。学生達の間で拡がる都市伝説が本物の死を連れてきたことで起きる恐怖とドラマを、かなり堅実に組み立ててある。呪いに関わってしまう学生たちそれぞれに背景となるドラマがあり、その感情も描きつつ迫り来る恐怖を描くことで、物語に奥行きが生まれてます。このあたり、キャリアを積み重ねた清水監督と、信頼関係を築いたスタッフの熟練した手捌きを感じます。
 終盤になると、主演としてクレジットされた鎮西寿々歌演じる平瀬小春を中心に展開していき、そこで繰り広げられる姉妹の複雑な感情が襲い来る恐怖の原点と絡みあって、かなりのドライブ感があります――ただ、正直に言えば、あっちこっち首を傾げる点はある。何故この人物はここにいるのか、とか、なんでアレはあんな状況になってる? とか、怪奇現象だとしてもいまいちピンとこない部分が散見されて、のめり込めない、という人もいそう。
 それでも終盤の恐怖とエモーショナルなドラマの波状攻撃はなかなかに圧巻ですし、それをヴィジュアル、音楽、演技と一体となって盛り上げるクライマックスは魅せられます。このくだりで一番評価すべきは、恐怖の芯にいるあの人物を演じた俳優だと思う。素晴らしかった。
 鑑賞後、家でパンフレットを読んで、私が知らなかったある事実にちょっと驚愕したのですが――ぶっちゃけ、知らなくても楽しめますし、これから観る人も、わざわざ調べる必要はないと思う。気になる点はあれど、若い層が没入できるホラー体験はしっかり形成されている。やっぱり夏場はこういうのが1本くらいあるべきなのだ。

 今度こそ近場で食事を摂って帰る、とも考えましたが、前回と異なり、今回はほどなく昼食時ど真ん中。急いで帰れば、ちょうどいい頃合いに帰宅出来るので、帰宅することに。
 自宅最寄りのコンビニで、ちょっと食べてみたいチルドのラーメンがあったので、それがあれば買っていくつもりでしたが――ない。このコンビニ、製品によって、配送される時間が違う場合があるのか、夕方に見かけても、午前中には見当たらない、ということがままある。今回もその例かも知れません。やむなく、棚を眺めて周り、チキンラーメンの台湾まぜそば、なんてものがあったので、これと汁物を買って帰りました。
 でも食べたのは、母が茹でた蕎麦でした――だって、母も準備を始める前で、どっちが食べたいか、と訊かれたら、蕎麦のほうがしっくり来てしまったんだもの。まぜそばも汁物もインスタントで日持ちするので、明日以降に取っておく。

丸の内ピカデリー、シアター2入口前に掲示された『だぁれかさんとアソぼ?』チラシ。
丸の内ピカデリー、シアター2入口前に掲示された『だぁれかさんとアソぼ?』チラシ。

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