雪原の狂乱劇。

 ふだんはプログラム切替後最初の火曜日に観ている午前十時の映画祭11ですが、今週、平日の時間割がなんだか早すぎる。ほかに枠がなければ大人しく早起きするのみですが、日曜日までは10時20分スタート、という私にしっくりくる時間にかけている。そんなわけで、今回は土曜日にチケットを確保しました。
 劇場はいつものTOHOシネマズ日本橋。きょうも自転車で、と思ってたら、若干出るのが遅れたため、電車に変更。きのうよりは体調も良くなってますが、慌てて漕ぐとまた調子を崩しかねないので。
 今コマの上映作品は、鬼才コーエン兄弟の伝説的傑作、金目当ての狂言誘拐が血まみれの惨劇に発展していくクライムドラマファーゴ』(Asmik Ace初公開時配給)。初見はDVDだったので、大スクリーンでの鑑賞は初めて。
 いちど観たので筋はざっくり覚えてましたが、それでも予測不能によじれる展開に惹き込まれます。得体の知れない悪党と、そんな彼らに誘拐を依頼してしまったサラリーマンの右往左往。ただいま妊娠中の署長が飄々と距離を詰めていく、異色のハードボイルドめいた描写も秀逸。本篇を初めて観たときは気にしてませんでしたが、雪原ならではの距離感を喪失した構図も味わい深い。ロジャー・ディーキンスはこの当時からいい撮影監督だったんだなー。

 昼食は、神田駅近くの未開拓のお店を訪ねるつもりでいたのですが、情報では営業しているはずなのに“準備中”の札が出ている。どのみちきょうは帰り、少し歩くつもりでいたので、神田駅を離れてつじ田 味噌の章へ。このところ、いつ訪れても列が出来ていたので遠慮してましたが、きょうは幸い席が空いていた。
 久しぶりにつじ田の辛味噌を堪能したあと、秋葉原まで歩いて、電車にて帰宅。体力的にはもっと歩けたんですが、お腹の調子の方がいいとは言えなかったので。

コメント

  1. […] 原題:“Fargo” / 監督:ジョエル・コーエン / 脚本:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン / 製作:イーサン・コーエン / 製作総指揮:ティム・ビーヴァン、エリック・フェルナー /  […]

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