「お前は既に痩せている」「……まあ、ずっとリングフィットアドベンチャーやってたし……」

Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~ ダウンロード版
任天堂の公式オンラインストア。「Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~ ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オリジナルの商品を販売し...

 ……というわけで、『Fit Boxing』シリーズ最新作、『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』、買ってしまいました。
 ただし、これを書いている時点で、製品版はまだ手をつけてない。「そういや今日、発売だったな」と不意に思い出して、とりあえず体験版を試してみたのです。
 この3ヶ月ほど、『リングフィットアドベンチャー』のほうが綺麗に身体が締まる、と気づいて『Fit Boxing』のほうはサボり気味でした。そのせいか、序盤はパンチのテンポが合わせられない……っていうか、“如何に負荷をかけるか”というやり方に慣れてしまったせいで、テンポ、タイミング重視のプレイスタイルにすぐ戻れませんでした。とりあえずチュートリアル、《日課修練》つまりデイリープログラムと、今回初めて搭載された《激闘》、バトルモードを試してみた。
 デイリーの構造はほぼ一緒です。キャラが『北斗の拳』になり、背景が世紀末風になっただけで、メニューの構造もほぼ一緒っぽい。この新作の着眼はやはり《激闘》です。決まったコンボを指示通りにこなしていく、という様式だけ抜き出せばおんなじですが、コンボにより敵が倒せ、一定の人数倒せばクリア、という“攻略”の要素となっている。やっていることはほとんど一緒でも、明確な目標がある分、より没頭出来るようになった。しかも、敵がいるだけでなく、トキ、バット、リン3人がかりで激励してくれるので、思いのほか燃えるのだこれが。
 お馴染みのキャラ達にトレーナーになってもらうのは、この《激闘》で稼いだポイントを用いて、《交換所》で購入するかたちを取っています……表現が人身売買じみててイヤだが、まあゲームだし。
 せっかくヴァージョンアップに相当するのだから、コンボの内容ももうちょっと新鮮なものにしてくれたらいいのに、と思わなくもありませんが、基本的な使用感が従来のシリーズと一緒のままですんなり移行できる、というのも事実。何より、《激闘》という要素があるお陰で、モチベーションが生まれたのは評価出来る。そんなわけで、発売当日まで微妙に乗り気でなかったのに、けっきょく購入してしまった次第。
 ただひとつ残念なのは、体験版の方にストレッチが実装されてないこと……肝心のメニューを体験してもらうのが最優先、というのも解るけれど、初心者がいきなり始めて、身体を痛める危険を残すくらいなら、デイリーメニュー用の短めのストレッチくらいは体験版から実装しておくべきだと思うの。今回は『リングフィットアドベンチャー』からの応用でストレッチをしたけど、それでも久しぶりだったせいで、左腕にちょっとダメージ出ちゃったし、経験がある私でもこんな感じですから、体験版だからこそストレッチの実装は必須。

 今回もダウンロードで購入したのですが、その際、目に留まった『世にも不思議な怪奇ミステリー -意味がわかると怖い世にも奇妙なサイコホラー都市伝説-』なんてのも買ってみた。
 ……タイトル通りだったのは最初のいくつかだけ、という印象でした。しかも、いわゆる“都市伝説”と呼べるようなエピソードはごく稀で、多くはおとぎ話のホラー的解釈や読み替えのみ。
 序盤はなかなか面白い。《浦島太郎》や《人魚姫》の物語はこんな風に考えられるし、こんな別の展開が待ってるかも、という発想の転換の面白さ、怖さがある。ただ、ある程度進むと、そういうひねりはなく、“怖いのはどれ?”“これから何が襲って来る?”みたいな単純な問いかけばかりで、子供を脅かすための絵本、みたいな様相を呈してくる。どんどん作業化して、疲れてきてしまった。価格が784円(期間限定価格)で問題数が60問、というのはなかなかお得な部類だとは思うのですが、タイトルに偽りあり、なので、不興を買いやすい。せめてサブタイトルの“都市伝説”を“おとぎ話”か“民話”にしておくべきだったと思うの。

世にも不思議な怪奇ミステリー ー意味がわかると怖い奇妙なサイコホラー都市伝説- ダウンロード版
任天堂の公式オンラインストア。「世にも不思議な怪奇ミステリー ー意味がわかると怖い奇妙なサイコホラー都市伝説- ダウンロード版」の販売ページ。マイニンテンドーストアではNintendo Switch(スイッチ)やゲームソフト、ストア限定、オ...

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