怪異は怖いが、ひとは優しい。[レンタルDVD鑑賞日記その833]

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ほんとにあった!呪いのビデオ102 [ (趣味/教養) ]
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 どえらい久しぶりのレンタルソフト鑑賞日記です。ずっと止まっていたのは、『デリシャスパーティ♡プリキュア』の感想を書くため復習しようとして借りたDVDがなかなか鑑賞出来ず、そこで止まっていたのです。こないだ感想を書き上げ、返却できたので、ようやく新しいDVDを借りられた。
 久々の1本はに、2023年8月リリースの『ほんとにあった!呪いのビデオ102』です。河川敷で花火をしていた投稿者が遭遇した怪異を記録した《橋の下》、幼稚園のクリスマス会を記録した映像に不気味なものが映り込む《聖夜》、夫婦の日常に映り込んだ怪異の背景を探るうちに、ある地方の三幹部に存在した人物の存在が浮上してくる長篇《鬼女の山 前編》など、全7篇を収録。1月12日鑑賞。
 現行の体制になって何本目だったか、間が空きすぎて記憶が曖昧ですが、個人的にはあんまし不満はない。シリーズ最初の演出・中村義洋監督による劇場版があいだに挟まって、その手法を間近で見ることが出来たのも幸いしたのかも……考えすぎか?
 いずれにせよ、今回も出来はかなり安定してます。冒頭の、撮れた映像だけでなくシチュエーションも薄気味悪い《橋の下》や《聖夜》、撮られた映像に説明的な部分がなく、現象の撮影と怪異の発生が雑然としているさまがやけに生々しい《海を歩く足》と、現象的としてはこのシリーズの中でそこまで珍しいものではありませんが、印象に残る内容のものが多い。
 夏リリース作品恒例の長篇《鬼女の山》もかなり見応えがある。導入となる映像が、それ自体でもけっこう不気味な内容なのもさることながら、取材によって浮かび上がる背景が実に異様。全容はたぶん次の巻で明かされるのでしょうが、かなり興味を惹かれる。
 しかしこの長篇エピソード、面白かったのは、調査に赴いた先のひとびとが妙に協力的なこと。普通は淡々と答えるか、場合によっては作品の趣旨に反発して敵意を向けられることさえあるのに、関係のありそうな場所に日が暮れてから向かおうとするスタッフに「それが仕事だから仕方ないな」といたわるような言葉をかけられる、なんてだいぶ珍しい類だと思う……或いは、この異様なまでの協力姿勢が伏線なのかも知れない。

 ちなみに商品リンクは、Amazon.co.jpでは画像リンクが面倒くさくなったので、今回はひとまず楽天を利用しました……楽天じたいがあんまり好きではので、またすぐ変えるかも。

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