『サヨナラCOLOR』監督・脚本・主演:竹中直人/主演:原田知世/配給:Zazie Films

 思いの外長くなってしまいましたがなんとか感想を脱稿しました。「設定上竹中直人と忌野清志郎と原田知世が同級生。」からどうぞ。……そう言われりゃ見えないこともないのが怖い。

 話はちょっと変わりますが、今月珍しく邦画をよく見てます。今年に入って一ヶ月十本を切る月が一回しかない、という詰め込み方をしているせいもあるのでしょう、前は二・三ヶ月に一本ぐらいだったものが、月に一本か二本は観るようになってはいたのですが、今月に入って実に五本、先月と合わせると九本は観ている。『怪談新耳袋[劇場版] 幽霊マンション』や『ノロイ』といった私にとってはお約束の国産ホラーは兎も角、観るかどうかギリギリまで考えていた『亀は意外と速く泳ぐ』や直前まで観るつもりもさほどなかった『タナカヒロシのすべて』や『運命じゃない人』なんてのもある。

 たまたまそういう巡り合わせになった、とも言えますが、私には日本映画全体の雰囲気がちょっと改善しているようにも感じます。今週末鑑賞予定の作品も日本映画ですし、秋以降も『ギミー・ヘブン』や『スクラップ・ヘブン』、『せかいのおわり』など(……なんか題名が偏ってるな)気になる作品がけっこう沢山あったりする。これで全国ロードショー作品が多かったら言うことはないんですが、まだまだ数は少ないし、こういうミニシアターで活躍した人が大手映画会社で撮ると途端にガタガタになったりするから困るんだなあ。何だかんだ言って、邦画の未来は大手映画会社のなかにどれだけ“理解者”を育てられるかにかかっている気がします。

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