講談社ノベルス25周年記念復刊企画

 25周年で色々打っていますが、あんまりピンと来るものがないなー、と思っていたら、思いっ切りストライクゾーンに飛び込むのがいまごろ出て来ました。メフィスト賞以前の名作から綾辻行人有栖川有栖両氏がセレクトした12冊を毎月3冊ずつ刊行する、という趣旨のようです(ちゃんとした説明文が見当たらないので多分に想像)。

 ほとんどオリジナルか、文庫化されたものを所持していますがそこはそれ。未だに伝説となっている究極の一発ネタである中西智明『消失!』、井上雅彦氏が発表した本格ミステリという名の絢爛たる大サーカス『竹馬男の犯罪』、更には島田荘司本格ミステリー宣言に誰よりも忠実に応えた阿井渉介の大技『列車消失』まで拾ってくれているのが嬉しい*1。私はぜんぶ揃えるぞ。

*1:ただ個人的には『銀河列車の悲しみ』がいちばん好きだったので、それがちょっと残念。

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