映画鑑賞2本立て、うち1本は『こわい童謡 裏の章』トークイベント付上映

 仕事で色々とある状況ですが、既に今日の行動は決めてあったので、躊躇なく出発、電車にて新宿入り。

 まず新宿ガーデンシネマに立ち寄って、前に試写会で鑑賞した『転校生 さよなら あなた』のプログラムを購入。既に上映は終了しており、基本的にバックナンバーは扱っていないそうなのですが、問い合わせた時点でまだ返却していなかったために特別に取り置きしていただきました。

 続いて歌舞伎町に赴いて、まず鑑賞したのは、清水崇監督ハリウッド進出第2作呪怨 パンデミック』(XANADEUX×・avex entertainment配給)。個人的には劇場版のなかでいちばん出来がよかったのでは、と思います。前作では導入されなかった、日本版のモチーフを多数拾いつつ、物語の規模を更に拡大している。日本版で利用したような時系列の交錯なども応用して謎解きめいた雰囲気も作り、語り口も演出もだいぶこなれた印象があります。少し解りやすさのために付け足しすぎた部分もありましたが、トータルではかなり好感触。詳しい感想は……いつ書けるんだろう。

 鑑賞後、近くのマクドナルドに立ち寄り、公衆無論LANを利用してメールチェックしたり感想をmixiにアップしたりしてみる。最初の接続にまごつきましたが、いったん繋がってしまえば自宅でノートパソコンを使っているのとあまり感覚が変わりません。私が利用したのは料金が分単位で請求される仕組みで、それこそ公衆電話と同じような価格設定ではありますが無駄に使いすぎると馬鹿にならない。頻繁に利用するなら毎月の請求金額が均一のもので接続するべきですが……こんな重いノートパソコンはそうそう持ち歩く気はしないので、従量制のまんまでいいか、とりあえずは。

 続いてはテアトル新宿へ。鑑賞したのは、童謡をテーマにしたホラー二部作の解決篇にあたるこわい童謡 裏の章』(東京テアトル・配給)。私としても珍しいホラー映画連チャンです。

 あくまで日時の都合で選んだ回なのですが、『表の章』のときと同様に上映前にトークイベントがついてました。そうとは知らず前から2列目を取ってしまったのですが、女生徒役で出演しているゲスト4名の来た制服の裾が危なっかしくて目のやり場に困る困る。中心は特殊メイクを手懸けたマイケル・T・ヤマグチ氏でしたが、司会の方があまり慣れていないせいでちょっとグダグダでした。和気藹々としているのは伝わってきたので、印象は悪くなかったのですが。ちなみに司会をしていたのはジェネオンのプロデューサーで、御自身も映画を自主製作して『もうひとりいる』という商業作品を監督した経験もある柴田一成氏でした。……個人的にはあなたの新作も待ってるんですが。

 それはさておき本編。……『表の章』の出来が微妙だったのでさほど期待もせず観に行ったのですが、案の定でした。真相追求に音響工学を応用したあたり、ミステリに似た知的興奮を演出していていいのですが、そこから出てくる解釈にいまいち説得力がなく、また本質的な衝撃も齎さなければ、それ以前に恐怖にも繋がっていないというのが正直なところ。やたらと主演の安めぐみをアップにしたがるために映像が似たり寄ったりになっており、映画的な拡がりを感じさせないのも問題です。童謡といい音響工学といい目の付けどころはいいのですが、監督の拘る場所が間違っていたために失敗してしまったという感じ。

 鑑賞後、今度も公衆無線LANで接続して感想をmixiにアップするところまではしておくつもりでいたのですが、さっきとは別のマクドナルドに入ったところ、サービス対象エリアではなかったようで繋がらず、とりあえず下書きだけ作っておいて、あとでアップすることに。

 このあと、この夜のメインイベントに続きますが、以降は12日付にて記します。

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