久々の試写会、のついでに[午前十時の映画祭(36)]。

 今日は久々に試写会が当たりました。んで、場所と時間割を調べたところ、TOHOシネマズみゆき座で開催されている午前十時の映画祭《赤の50本》のスケジュールとうまく噛み合ったので、ちょっと距離はありましたがハシゴを試みた。予定を組んだ時点では金曜日まで雨の予報が出ていて、しょーがない電車を使うか、と覚悟していたのですが、当日になったらどうやら保ちそうな気配になったので、早めに仮眠を取って自転車にてお出かけ。

 まずは36回目の午前十時の映画祭。本日は、あのやたら耳に残るテーマ曲で知られるフランス映画を代表する1本『男と女』(日本ユナイテッドアーティスツ配給)。思いの外クルマ映画だったり、色気よりはシンプルな物語を如何にしてドラマティックに描くかに腐心した作りだったことに驚きましたが、しかし観終わってみるとそれらすべてをあのテーマ曲のインパクトが凌駕しているという。名作なんですが、永遠に不本意な扱いをされ続けそうな気がする。

 鑑賞後はすぐさま次の目的地、月島へ向けて自転車を漕ぎはじめる。予報では午後から晴れだったのに、すっかり曇天となり、空気もやたら湿っぽい。日比谷から月島まではそんなに時間がかからないから問題ないでしょうが、帰るときはカッパを着なきゃならないかも、などと考えつつ、会場であるブロードメディア試写室に到着。

 久々に試写会で鑑賞したのは、ドイツに実在した、敵からも敬意を払われていたというエース・パイロットの短い生涯を題材とした戦争ドラマレッド・バロン』(Broadmedia Studios配給)。こちらは……私としては正直いまいちの印象。空中戦の迫力は凄いし、お話自体も破綻なくまとまっているのですが、もっと整理整頓が出来たでしょうし、いまひとつ突出して印象に残る部分がないのが気になります。主人公であるマンフレート・フォン・リヒトホーフェンは『ガンダム』のシャアや『紅の豚』のモデルにもなった人物とのことで、そーいう方面から興味のある方には面白いのかも知れませんが、私はあまりハマらなかった。体力的にはともかく、連日作業が詰まっている都合で寝不足気味だった私は、もし空中戦のシーンがなかったら眠っていた危険もありました……。決して悪くはないと思うんですが。

 アンケートを提出して会場を出てみると、外は雨……どころか月が見えるほどに雲が切れている。なんだよー、と妙に釈然としない気分になりつつも、豊洲まで足を伸ばしてひとつだけお買い物をして、あとはのぉんびり帰宅。眠気は残っているが、体力的には何の問題も感じない。もうこの程度の移動は慣れた、というより週にいちどはこのくらい自転車を漕がないと落ち着かなくなりつつあります……。

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