中島みゆき 縁会2012〜3 at 東京国際フォーラムAホール

入口側の柱の案内……シンプルすぎ。 今日のスケジュールは夏頃にはもう決まってました。前夜は少し早めに休んだり、昼もなるべく無理をせずに英気を養い、夕方から自転車にて出発。会場である東京国際フォーラムは、間近に自転車駐輪場があるのでけっこう気楽です――埋まっている可能性もないとは限りませんが、とりあえず今日は無事に駐められました。

 座席指定とは言い条、混雑を避ける意図があるのか物販目当てなのか、開場前には既に人が集まっていて、けっこうな列になっている。かくいう私も、物販で押さえたいものがあったので、開場直後に入るつもりで来たわけですが、まあ格別慌てる必要もなさそうなのでのんびりと入場。

 ……あまり暢気に構えすぎて、物販の混雑で軽く人に酔いました。先着順の特典などとっくに捌けているので、誰にも急ぐ理由はないはずなんですが、万一売り切れたりすると哀しいですもんねえ。グッズすべてセットにしてトートバッグがついて1万円、というのもあるんですが、如何せんこっちは自転車で来場しているため、ジョッキは怖くて買えません。パンフレットはじめ何点か購入して、更に会場の特典目当てで今日まで我慢してきた最新アルバム『常夜灯』を入手すると、あとは自分の席でひたすら待機。

 そしていよいよ公演開始。これからご覧になる、という方がここを読んでいるかたのなかにどれだけいらっしゃるか解りませんが、万一そういう方がいるといけないので曲順は伏せます――というか、自分のためにメモを取っていたら、途中で現在メインで使っているペンを落としてしまい、ウエストバッグに入れてある予備に切り替えたら、何と間違って書けないインクを使ってしまっていて、終盤は記録が取れてません。偶然に同じく今日、某氏が来場していたので、記録してたら教えてーとお願いしてありますが、自分の間抜け具合に腹が立つ。2色ボールペンで、反対側の色を使っていたらちゃんと出たというのに……!

 しかし演奏自体は素晴らしかった。まあ途中でテンポがずれたり、よりによってアンコールのあとで歌詞を一部忘れたり、なんて事件もありましたがそこはそれ。毎回、ツアーのたびに違う曲を演奏するようにしている、たくさんあるから、と戯けて仰言ってましたが、それでもかなりメジャーな曲を織り込み、オールドファンにとって嬉しい曲まで組み込んだり、と全体に解りやすく伝わりやすい選曲になっている。古い曲も、いまのみゆき嬢に合わせた編曲にするとけっこう趣が違うのが面白い。

 そんななかでも今回は、ライヴでも滅多に演奏しない、という曲が個人的には嬉しかった。そもそも中島みゆきのファンをけっこう長くやっているくせにコンサートというものに訪れたのは今回が初めて、という不届きな人間ですが、これが相当レアな選曲だったのは察しがつく。曲の主題が現在の世相にしっくりくる、というのが大きな理由だったんでしょうけれど。

 何せ、この夏に劇場公開された『歌姫劇場版』が、どうも個人的に不満が多かったので、余計に生演奏の醍醐味を実感しています。やっぱり生には敵わない――というより、PVと既出のスタジオライヴでお茶を濁すなら、国内のミュージシャンを小規模のスタジオやライヴハウスに召集して演奏を収録した方が良かったんじゃなかろうか、と振り返って不平が増えてしまうほどに。

 また余裕が出来たら訪れたい……とは思うものの、果たしてそれはいつ頃のことなのか。このツアーはまた年明けに東京に戻ってくる予定ですが、さすがに今から押さえるのはしんどそうだしなー……。

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