祝日×TOHOシネマズデー=初回満席。

 毎月14日は、TOHOシネマズデーです。窓口でしか使えない割引を使用している私にとって、ネット経由で買っても損をしない、月に僅か2度の機会ですから、なるべく利用しておきたい。祝日、というのが気懸かりでしたが、早めにチケットを確保して、朝からお出かけ。約2ヶ月ぶりのTOHOシネマズシャンテです。

 到着時点で、目当ての作品の初回は札止めになってました。

 押さえてあったので問題はありませんが、しかし予想を超える混雑ぶり。まあ、封切りしたばかり、しかもミニシアター中心の上映をしている話題作ですから、直後の休日はひとが詰めかけること自体予測はしてましたけど、まさか初回から満席とは。構造上、中央寄りでも入りやすいスクリーンなので困ることはなかったのですが、ふだん人の少ない時間帯を狙う私はちょっと息苦しかった……いや、大入りなのは喜ばしいことなんですが。

 本日観てきたのは、『スラムドッグ$ミリオネア』のダニー・ボイル監督最新作、催眠療法をテーマに、予想外の展開を見せるサスペンストランス』(20世紀フォックス配給)ダニー・ボイル監督作品は当たりが多いので、そういう意味でも要チェック作品でしたが、主演が個人的に注目しているジェームズ・マカヴォイだったので、早めに押さえておきたかったの。

 これがまた、思いのほか上質のサスペンス。なかなか先読みできない展開に、横合いから突如姿を現す疑問、現実と幻覚とが入り乱れ、複雑に物語が広がっていって幻惑される。それでいて終盤は見事に収束し、クライマックスのカタルシスもある。こういうプロットでそんな爽やかな締め括りでいいのか、というのが却って訝しいくらいですが、その爽やかさを受け入れさせてしまう手捌きはすごい。先日のスティーヴン・ソダーバーグ監督による『サイド・エフェクト』とも通じるものを感じさせる秀作です。『スラムドッグ〜』などの感動とは違いますが、パワフルで面白い。

 これで映画感想の宿題が3本溜まってしまいました……が、現在作業が立て込んでいるうえ、机に向かうと、映画感想用のノートを書き写すことに夢中になってしまう。これが片づかないと、リアルタイムで使いづらいので、どーしても優先してしまうのです。下手をすると、3本前の『エリジウム』の感想をアップするのが、関東に台風が襲来して出かけることもままならない水曜日までお預けになるかも知れませんが、どーかご容赦ください。

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