なんどめのローマだ?

 プログラム切替直後の火曜日は午前十時の映画祭10を観に行く日。今回もお決まりのスケジュールで観に行くことが出来ました。

 少々不安定な天候にビクビクしつつも、自転車にて室町方面へ。久々の自転車移動ですが、まいにち頑張って縄跳びをしていたお陰か、だいぶ漕ぐのが楽になりました。この劇場までの距離なら肉体的にはさほど苦にならない程度に快復してきている――それはそれで、身体に対する負荷が甘くて物足りないんですが。以前はこの倍くらい移動してたわけですから、物足りない、と感じるのは本当に快復してきてるんだと思う。いいことではあるんですが。

 ひとまず雨に降られることなく到着したTOHOシネマズ日本橋にて鑑賞したのは、ウィリアム・ワイラー監督、グレゴリー・ペックオードリー・ヘプバーン主演、ロマンス映画定番中の定番ローマの休日』(パラマウント映画初公開時配給)。劇場で観んのなんどめだ。6度目だ!

 もはやストーリーを諳んじるくらいに観慣れてしまったわけですが、それでもしっかり観てしまう。生理現象に襲われても我慢しなくていーなー、なんて思ってたのに……まあ、そもそも今日はその危機も訪れなかったんですが。なんど観てもスペイン広場からのくだりはニヤニヤしてしまいますし、終盤、想いを通わせながらの繊細な会話はグッと来る。

 そして今更ながら、主人公の友人であるカメラマンの災難といい人ぶりにちょっと同情してしまいました。呼び出されたのに飲み物ぶちまけられるわひっくり返されるわ、特ダネだと思って協力したら最後はあの始末。なのに、友人の心情を察して悪戯っぽくも最後まで紳士的に振る舞う。カメラマンがこういう好人物でなければ酷い事態になってたと思うぞこの話。

 映画を観終わって建物を出ると、路面がしっとりと濡れている。どうやら映画を観ているあいだにしっかりと降ってたようです。幸い、出た時点では雨の気配はなかったので、当初の心積もり通り、少し離れたところにあるラーメン店まで足を伸ばして昼食を摂り帰宅しました。

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