季節がまっったく解らぬ。

 映画感想が貯まりまくってますが、それでも新作映画は観に行く。たとえ、何だかんだで寝不足気味だったとしても……そもそも、もうチケット押さえてあるので、無駄にしたくないし。
 劇場はTOHOシネマズ上野。予報では、映画を観に行っているあいだは雨降りの恐れがあるから、今回は電車かな~……と思ってたら、前夜に激しく降りすぎたせいか、出かける頃には青空が広がってきた。予報が前倒しで推移したと考えればこのあとは晴天、自転車で出かけてもいい――しかし、いったん電車で出かけるつもりになってしまったら、今さら自転車の用意をするのが億劫で仕方ない。もしかしたらまた降ってくるかも知んないしぃ、と確率の低い言い訳をして、電車を利用したのでした。
 鑑賞したのは、プリキュア最新テレビシリーズの劇場版、雪に包まれた国に招かれたプリキュアの戦いを描くトロピカル~ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』(東映配給)
 毎回けっこう実験的、意欲的な趣向を凝らすプリキュア劇場版ですが、今回、そういう意味ではだいぶ控えめ。驚かされたのはクライマックス、鍵となる“歌”の見せ方くらいで、あとはここ数作で続けている初期チームとの共演も含め、だいぶシンプルに作られている。
 しかしそのぶん、見せるべきものの取捨選択にそつがない。復活した『ハートキャッチプリキュア!』も含め、全員の変身バンクをばっちりとお披露目し、2チーム合同の大技も採り入れる。その一方で、ちゃんと本筋となるテレビシリーズに沿ったキャラクター描写を踏まえてドラマを構築している。今回はこのドラマの部分においても、ハートキャッチのチームが適度に絡んでおり、いい味を出してます。
 編成や構成的にはいくぶん守りに入り、設定には子供向けらしい飛躍も多い。しかしやはり相変わらず全体のクオリティは高い。むしろ、長寿のシリーズとして正しいかたちを導きつつある印象でした。
 ちなみに、プリキュア劇場版は本篇のあとに次の劇場版の予告を出すのもお決まりとなってますが、次回新作の公開時期は来年秋……ということは、どうやら来年はオールスター系列の作品はないらしい。もともと、本来のターゲット層が知らないであろうシリーズまで含めて大人数にするのはだいぶムリがありましたし、近年は現役のシリーズにOGが参加するスタイルを確立したので、オールスターをあえて製作する必要はない、と判断されたのでしょう。旧作のメンバーと再会できる機が減るのは残念ですが、まあ仕方ない。

 本日は家に少し食べるものが用意してあったので、外食はせずに帰宅……荷物が届く予定もあったので、早めに戻りたかった、というのもある。

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  1. […] 原作:東堂いづみ / 監督:志水淳児 / 脚本:成田良美 / キャラクターデザイン&総作画監督:上野ケン /  […]

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