愛を求め続けて、惜しみなく愛したひと。

 本日の映画鑑賞は、TOHOシネマズシャンテです。
 ここに来て早い梅雨の兆候で、天気予報もいまいち安定しない。電車移動をほとんど覚悟して迎えた当日、やはり空模様は怪しい……が、1時間ごとの予報を考慮すると、私が出かけているあいだはなんとか保ちそう。ガソリンも入れておきたかったので、意を決し、バイクにてお出かけ。
 ゴールデンウィーク中より確実に交通量は多い、しかし想定外だったのは……駐車場が混んでいたこと。全車種、空きはある、と表示されているのです。しかしどうやら、一般者用の機器がちゃんと稼働していなかったらしい。バイクのスペースはしっかり空いていたので、移動の手間を割かずに済みました。
 無事に時間前に到着したTOHOシネマズシャンテにて鑑賞したのは、未だに多くの人から愛される伝説の女優の、最盛期には自ら語ることのなかった実像を、晩年のインタビューや家族、友人の証言によって構成したドキュメンタリーオードリー・ヘプバーン』(STAR CHANNEL MOVIES配給)
 とりあえずドキュメンタリー映画にありがちな、退屈さがないことに感心してしまった。しかしこれはひとえに、意外なほど波瀾万丈で、しかし彼女の人格形成に見事に一致するその人生の凄みによるものかも知れません。
 これを観ると、彼女が何故『ローマの休日』1作で一気にスターとなったのか、なぜ絶頂のうちにショービジネスに背を向けてしまったのか、そしてどうして晩年にあれほど熱心に慈善活動に勤しんだのか、がものすごく納得がいく。もはやそうなるべくして出てきた、と言うほかない。
 しかし一方で、垣間見える素顔はほんとうに“普通”なのです。幼少時の経験から愛を渇望し、子供を育て、そして世界中にいる苦難に苛まれる子供たちを守ろうとした。『ローマの休日』の王女の姿にもちらつくタフさは彼女の育ちによるもので、そのタフさが、晩年の精力的な活動に繋がった。
 安易に著名人のコメントを集めるのではなく、ほんとうに身近なひとを中心に集められた証言は、私生活もまた愛すべきひとだったオードリーの姿を浮き彫りにしている。どうして彼女が今なお唯一無二の存在たりうるのか、を飾りすぎず、親しみやすく描きだした好篇。イメージ的に挿入されるバレエダンサーのシーンが、思いのほかグッと来ます。
 それにしてもこの映画、かなりヒットしているっぽい。木曜日の初回、というふだんなら人気の乏しい回なのに、けっこうな入りです。客層はざっくり、60代以降の女性がメイン。それ以外も女性が中心で、男性は私含めてせいぜい汁数人いたかどうか。未だにこのくらいの世代にとって、彼女はスターなのでしょう。本篇を観て実感しましたが、たぶんこんな人は二度と出て来ない。

 映画館を出ると、まずは日比谷シャンテに向かい、地下の日比谷しまね館で、ひと月にいちどのオンラインイベントに合わせたお酒を購入。
 昼食は、つじ田に電話で注文してテイクアウトしていこう、と思ったのですが、なんでか繋がらない。時刻はちょうど12時過ぎ、人気店はどこも混雑しているので、わりとスムーズに入れた日比谷ラーメンアベニュー内で済ませました。
 なお駐車場はどうも開店休業状態らしい。車列は消えていましたが、バイクを出庫して地上に出ると、入口のところで、ウインカーを出して近づいてきた乗用車に、係員らしき人が話しかけていました。事情を話して、余所に移ってもらおうとしていたと思われる……噂では、立体駐車場の部品も入りづらくなっているものがあるそうで、バイクには関係ないけど、ちょっと心配になってしまった。
 最後まで空模様は不穏、しかし無事、一滴も降られることなく我が家に到着。……次に乗れるのはいつだろう。来週もいちどはバイクで移動したいんだが……。

TOHOシネマズシャンテが入っているビル外壁にあしらわれた『オードリー・ヘプバーン』キーヴィジュアル。
TOHOシネマズシャンテが入っているビル外壁にあしらわれた『オードリー・ヘプバーン』キーヴィジュアル。

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