新宿東宝ビル内の新店、鶏白湯らーめん自由が丘 蔭山を初訪問。

 7月6日のレポート。

 この日の行き先は新宿。近ごろはバイクで出向くことが多く、その結果、「駐車場に近くて、しかも味が鉄板」という理由で麵屋海神に立ち寄り気味でした。しかし当日はいつ雨が降るかも解らない陽気のため、電車で移動している。動線が異なるため、いつもと同じ感じで店を選ぶと、やたら歩き回る羽目になってしまう。
 どうしようかな、と思案しつつ、本来の目的地であるTOHOシネマズ新宿の入っているビルの案内を見たら、どうやら、昨年までうどん店があったところに、ラーメン店が出店したらしい。
 映画鑑賞のあと、1階の通路に入って、お店の外観とメニューを確かめる。
 ……なんとなく、しっくり来ない。
 いちどは通り過ぎて、別のお店に行こうか、とも考えましたが、いまから別の店を検討していると、空腹でそのうち動けなくなる。せっかく好立地に入ってるんだし、と腹を括って、暖簾をくぐることにしました。暖簾はなかったけど。

鶏白湯らーめん自由が丘 蔭山の味玉鶏白湯塩そば。

 というわけで、初めて訪問した鶏白湯らーめん自由が丘 蔭山 新宿東宝ビル店にていただいたのは、味玉鶏白湯塩そばです。
 まず、麺がまったく見えないほど青みが多いのにちょっと驚きます。レタスと青菜の印象が強く、ついで目に飛び込んでくるのは名前通りの白湯、そしてたぶん鶏ささみ肉。糸唐辛子やネギは食券機で購入する際に有無を指定出来ますが、全項目“あり”にしてます。
 とりあえずスープを啜る。……うん、美味しい。濃厚、ではあるけれど、口当たりは柔らかく、思わず立て続けにレンゲを口に運んでしまう。
 ようやく探り出した麺は、中太の縮れ麺。弾力もありますがかなりもっちりしていて、これも優しい。スープとのバランスも絶妙で、箸が進みます。
 ただし、やっぱり少々油っこい。最初は気にならないんですが、食べ続けていくと、もともと脂に弱い私にはちょっとキツくなってくる。野菜を緩衝材にしても、ちょっと辛かった。
 写真には映ってませんが、実は皿の上にレモンが添えてある。麺を半分ほど食べたところでレモンを搾ってください、と言われたので、その通りにしてみたら、酸味が加わって少し爽やかになった。これで更に食べやすくなる……が、想像より効果が短い。きちんと混ぜなかったせいか、ひととおり食べるとレモンの酸味が薄れてしまい、脂のくどさが戻ってきてしまう。
 とはいえ、これはあくまで私の好みの問題で、味はずーっと美味しい。分量も適度なので、ガッツリ派には物足りないでしょうが、恐らく一般的な胃袋なら適当な分量。スープの優しさと濃さのバランス、それにアクセントや変化を添える絶妙な具材のチョイス。私は名前を知らない店だったんですが、これはクセになるかも知れない。
 あくまでも個人的な趣味として、同じ鶏白湯なら日暮里のぶらりに軍配を上げますが、あちらよりもパンチ強めなこのお店のほうが好み、というひともきっと多いはず。

 たぶん、私自身のコンディション次第では遠慮することになりそうですが、今後、新宿で食事をする際の選択肢のひとつとして、ちょっと上位に入れておいていいかな、と思いました。TOHOシネマズ新宿の真下、という立地が最高だし。

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