期待出来そうな新シリーズ。[レンタルDVD鑑賞日記その719]

 昨年7月リリースの新しいシリーズ、『呪いの黙示録 第一章』を鑑賞。友人と悪ふざけをしながらの撮影中に記録された怪異“知ってる女”、記念すべき日を撮影した映像に恐ろしい現象が映り込む“卒業式”、住宅内見を記録した映像が不可解なものを捉えた“新居”、呪いをかけた人物を追い、その変化を追跡した奇妙なサイトを巡る前後篇“ヌルデ”の全5篇を収録。
 寺内康太郎×福田陽平、という、現役で活動している怪奇ドキュメンタリー系の映像作家で、個人的にいちばん信頼しているふたりの組み合わせ。そりゃあある程度のクオリティは保ってるに決まってる。
 そしてやっぱり全体に安心の仕上がり。単発の映像も、「たぶん合成だろうな~」とは思うのですが、処理が比較的丁寧なので許容できます。画質の古い怪奇映像も採用している幅の広さも、デジタルなればこその加工のしやすさから一歩踏み込んでいて、なかなか見応えがあります。
 しかし圧巻はやっぱり長篇です。不可解なサイトで公開される映像と、そこを辿ることで判明する“呪い”。ある意味、月並みな話が背景にあるのかと思うと、それを巡ってAD同士が意見を対立させたり、とドキュメンタリーならではのゴタゴタが相次ぐ。それが、後篇で思わぬ事実が発覚することで俄然、事態は更に混沌としていく。映像自体が加工の容易いものであっても、ドキュメンタリー部分で面白くも怖くも出来る、というのを解りやすく実践してる。
 既に3巻までリリースされているようですが、このスタッフならば期待が持てそうです。なんとなく、シリーズとして芯を通した趣向も用意してそうな気配なのも楽しみ。
 ……ところで、この作品にて顔出しで取材などを担当するAP、どっちも性別不明なのは狙って揃えたのでしょうか。別にADが男性であろうと女性であろうといずれでもなかろうと構わないんですが、妙に気になり、集中がやや削がれた感は否めない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました