質問コーナーなんて初めて観た……。[レンタルDVD鑑賞日記その755]

 昨年13月リリースの『心霊闇動画51』を鑑賞。散らかっている友人の部屋で遊んでいる様子を撮影していると住人に異変が生じる《誰かの部屋》、困窮者を囲い込んで生活保護受給者から掠め取る事業者を探った映像の奇妙な顛末《貧困ビジネス》、節目を記念して視聴者の疑問に応える《質問コーナー》など、全7篇を収録。
 相変わらずクオリティよりも供給量の豊かさで勝負しているシリーズ、今回も本数は安定してますが、出来はだいぶ安易。序盤の数本は怪奇映像として、リアルだろうとフェイクだろうといまいちですし、インタビュー部分が加えられたエピソードも、奥行きは乏しい。深く掘り下げていない分、ツッコミどころは少ないので、不自然さが濃厚になっていく苛立ちは感じずに済みますが、しかし終始食い足りないのも確か。
 今回、ちょっと珍しいのは、やや凝った《貧困ビジネス》というネタのあとに、しばしば顔出しをしている演出補が、視聴者からの質問に答える、という体裁のコーナーが設けられたこと。怪奇ドキュメンタリーでもこういう趣向は目新しい……とはいえ、率直に言って、あんまりいい企画ではないと思う。
 いちおう、ありそうな質問に答えてはいますが、完全にただの言い訳です。どー考えてもフェイクとしか思えない映像を採り上げているのだから、真偽についてはあえてほっかむりをしている方がいいのに、中途半端な理由付けをしているせいでひたすらに空々しく響く。インタビューを短くしてくれ、という要望に、“心霊額的な資料として”なんて言い訳は、正直、醒めます。怪異が一瞬しか映り込まない理由も、語るんなら投稿映像を紹介、説明するくだりに挿入すればいいでしょーに。
 節目なのにいつも通りすぎる前巻は、まあコンスタントにリリースしているがゆえに致し方のないこと、という気はしましたが、その次の巻でこんな微妙な企画でお茶を濁そうとしてしまうあたりに却って不安が募ります。こんな愚にもつかないコーナー差し込むなら、それこそ要望に応えて巻数を絞って収録する映像を増やすとか、より丁寧な取材、調査をすりゃいいのに……。

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