おじいちゃんはゴーストバスターズ。

 今日も今日とて映画鑑賞です。
 予報では関東でも積雪になる、と言っていたわりに、朝は冷たい雨が降っている程度。どんどん冷え込んでいて、午後から雪になる、というのもありそうな雰囲気はある。いずれにせよ、自転車で出かけるのは論外なので、電車にて移動です……出かけない、という選択肢は基本、ありません。チケット取ってあるし。
 訪れたのはTOHOシネマズ日本橋、鑑賞したのは、80年代を代表する大ヒット映画を、オリジナルのアイヴァン・ライトマン監督の実子であるジェイソン・ライトマンが受け継いで撮った正統的第3作、田舎町を舞台に、ゴーストとの新たな戦いが幕を開けるゴーストバスターズ/アフターライフ(字幕・TCX・Dolby ATMOS)』(Sony Pictures Entertainment配給)。なんで日本橋だったかというと、TOHOシネマズ系列だと、上位スクリーンでの上映はこのDolby ATMOS対応スクリーンだけだったから。まあ、音響がいいだけでも迫力は増すし。
 既に聞こえてきている評判から出来は疑ってませんでしたが、これはかなり理想的な続篇だと思う。もし、当時のノリ一本槍で作っても、こんないい映画にはならなかったでしょう。
 序盤は『ゴーストバスターズ』っぽくはない。プロローグで布石を打ちつつも、往年のアドヴェンチャーに現代的要素をまぶしたような語り口。しかしその静かなワクワク感がたまらない。謎めいたぼろ屋での発見が教える血筋と、むかしの大冒険が更に興奮を掻き立て、クライマックスへと誘う。アイテムが揃ってからのテンションは洗練された『ゴーストバスターズ』そのもので、もう観ていて楽しくて仕方ない。
『JUNO/ジュノ』や『マイレージ、マイライフ』など人間描写に優れた監督、というイメージのあるジェイソン・ライトマンが本篇に携わったのがちょっと意外だったんですが、オリジナル、とりわけ亡くなったハロルド・ライミスへのリスペクトに溢れながらも、丁寧な人物描写が利いていて、うまく調和している。親とは違うスタイルを培ってきた息子だからこそ出来るアプローチが快い秀作。評判から想像していた以上に良かった。

 昨日の時点の予報では、お昼頃にはもう雪になっている、という話でしたが、劇場を出た時点ではまだ雨。それでも底冷えするなかを日本橋ふくしま館まで歩いていって、イートインにて昼食を摂りました。この日出店していたのは浜鶏らーめん。スープが美味しいのです。お土産でも売ってるのですが……これを買っていくと、数日以内にまた食べることになるので、今日はなし。

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