開店間もない麺菜酒家こころ初訪問。

 作業が大詰めにつき、今週は映画鑑賞控えめです。目をつけていたお店があるので、大つけ麺博にだけは行こうかな、とも思ったのですが、つい最近発見した新しいお店が無性に気になったので、お昼時より少し早い頃合いに出かけてきました。
 行き先は日暮里。駅からすぐそこのステーションポートタワー3階の一角。ここはJRおよび舎人ライナーの駅から連絡橋を通ってすぐに行ける場所……なのですが、現地の方でも用がなければ通らないようなルートなので、通勤利用者でも気づかないかも。私も事情がなければたぶん気づかない。
 お店は麺菜酒家こころ。オープンは10月18日、一週間しか経ってません。名前からも察せられる通りにお酒を提供しており、居酒屋のような利用も想定しているお店です。しかしメインで打ち出している料理はラーメンつけ麺まぜそばなので、やはりラーメン店と捉えていいのでしょう。っていうか私もあくまでラーメン店として立ち寄りました。

麺菜酒家こころの醤油ラーメン、トッピングは味付玉子。

 なにせまったく評判が解らないので、有名メニュー、一番人気を選ぶことも出来ないので、まずはオーソドックスな醤油ラーメンにしてみました。玉子がついていないので、トッピングにて追加。そもそも単体の価格が650円なので、トッピングするのに躊躇がない……というかこの価格設定は正しいのか? さすがにもうちょっと取ってもいいような。
 スープは鶏ガラで出汁を取った醤油、麺は細めのストレート。具材は大きめのチャーシュー1枚にメンマ、細切りにしたネギとほうれん草、そして海苔。トッピングの味付玉子はカップに別盛りで来ました。
 まずはスープを啜ると、優しくもコクがあって好印象。鶏の風味がよく出てます。もう一歩でエグ味と感じられるところで踏み留まって、醤油と鶏の風味をうまく際立たせながらも印象はサッパリしている。とても啜りやすい。
 麺はもちもちよりちょっと柔らかめ、という感じ。ひとによってはもう少し弾力が欲しい、というかも知れませんが、スープそのものの柔らかさに合って、更に優しい口当たりを演出してます。
 スープも麺もそうなら、他の具材も決して主張は強くなく、それでも「美味しいラーメンを食べてる」という気持ちの良さを味わいながら箸が進められます。ここまで行くと、チャーシューのお肉らしい歯応えも、より煮込んで柔らかくしてもよかったのでは、と思ってしまうのですが、さすがにそこまで行くと過剰かも。ちゃんと噛み切れますし。細切りにしてシャキシャキの歯応えがあるネギ、程よい苦みのメンマとほうれん草、すべて強いクセがなく、とてもバランスが取れている。
 トッピングで追加した味玉は、黄身がほぼ固まってる茹で具合。蕩けて出るくらいの半熟なら別盛りにしたほうがいいかも知れませんが、このくらいならはじめから丼に盛り付けて、適度にスープを吸わせてもいいと思う。こちらも味付けは抑えめで、玉子本来の味わいを残してますから、やっぱりうまく調和している。
 全体としてバランスが非常によく、やたらと食べやすい。主流となったパンチの強いラーメンではありませんが、そのぶん老若男女問わず、誰でも快く楽しめる味だと思います。店名に“酒家”と冠するだけあって、お酒を飲みすぎて疲れきった胃でも負担なくシメとして堪能出来る……時間帯によって提供するしないの違いがあるのか確認してないので、本当に居酒屋として利用する場合は、シメにラーメンを提供してもらえるのか、ご自分でご確認ください。
 この味なら、また脚を運ぶのに躊躇しません。他にもつけ麺や、ほんの2ヶ月ほど前まで同じ場所にあったお店を踏襲したまぜそばなどがあり、お酒のおつまみも細々と揃えている。出来たて、というのもあるかも知れませんが、お店は清潔だし、店員の接客態度も良好だったので、機会があればまた来てみます……無事に生き残ってくれますように。

 なおここ、新店すぎるせいか、Google Mapでまだ確認出来ません。そのため下の地図は、お店の入っているステーションポートタワーを示したものを埋め込みました。

麺菜酒家こころ、外側通路からの店舗外観。ビル内の通路からも入店出来ます。

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