日本ラーメン大百科7杯目は、久しぶりの札幌味噌。

 昨日の映画鑑賞のあと。
 新宿ピカデリーから区役所方面へ向かい、途中で左折して大久保公園へ……この界隈の不思議なところは、ルートをちょっと変えると、距離感が一気に変わる。今回、いつものルートより近くなるかな、と思ったのですが、なんか余分にかかった気がします。
 ともあれ、日本ラーメン大百科7回目の訪問です。今回も2店舗ほどチェックはしてありましたが、それでも念のために園内を巡り、様子見。まあ毎度のことで、けっきょくはチェックした店の、特に食べてみたかったところに落ち着くわけですが。

札幌つけ麺 札幌ラーメン 風来堂の札幌濃醇味噌ラーメン。
札幌つけ麺 札幌ラーメン 風来堂の札幌濃醇味噌ラーメン。

 本日選んだのは、札幌つけ麺 札幌ラーメン 風来堂の札幌濃醇味噌ラーメン。ここのトッピングはトロトロのチャーシュー追加のほかは、特製ラー油を追加して辛麺にするもの、数量限定で辛味噌チャーシュー麺に変えるもの、とだいぶ趣が変わる仕様。ここのチャーシューはちょっと濃厚そうですし、メニューのベースは変えたくなかったので、今回はトッピングなしにしました。
 実はこのお店、大つけ麺博ではお馴染みのお店で、私も2013年2014年に食べている。しかしその頃はもちろんつけ麺での出店なので、ラーメンは初めてです。パンフレットの紹介文では2018年の投票で乾杯してスープを観直した、とか書いてありましたが……イベントの投票システムってそもそも雑なので、勝敗はあんまし気にする必要はないと思うんだが。私が2度食べてるくらいで、既に美味しかったし。
 ともあれ初めていただくこちらの味噌ラーメンも、ちゃんと美味しい。
 具材はモヤシとタマネギにミンチ肉、それからたぶんメンマだと思うんだけど、軽い食感や少しだけピリッとくる味わいが独特のものがふた切れ、そして豚ホホ肉を使用したというトロトロのチャーシュー。具材自体は味噌ラーメンとしてオーソドックスなものばかりですが、食材や調理の仕方がよく吟味されていてバランスが取れてます。無心で箸が進められる。
 ポイントのひとつはやはり、ホロホロと解れる豚ホホ肉のチャーシューです。先に炙ってあるのか周囲に焼き目っぽいものがついてますが、焦がした食感は狙っていない模様。箸で簡単にほぐれ、頬張ると染みこんだ味噌のスープとともに豚の脂がまったりと広がってくる。非常に美味しい。ただ、脂分が強めなので、私みたいな胃弱にはトッピングの追加はやっぱり要らなかった。っていうか、もともとスープが纏った油分があるため、これでも少々クドさはある。でも、ガツンと来るものが欲しい人にはいいと思う。チャーシューを増量すればたぶん相当濃厚になる。
 麺は味噌と相性抜群の中太縮れ麺。記憶では、つけ麺でもほぼ同様の綿を使用していたはずですが、安定の美味しさ。油とも相俟って、スープがよく絡むので、麺を手繰っているだけでも味噌、モヤシ、ミンチ肉が口の中に飛び込んでくる。
 勝敗は気にしなくてもいいのに、と記しはしましたが、調合を見直した味噌スープは確かに見事でした。コクがあるけどまろやかで、快い余韻が残る。チャーシューの脂が強めなので、全体にクドさが増してしまってはいますが、イベント用の器分ならもはや飽きる隙も与えない。タマネギやモヤシを器に残しておきたくないがあまり、スープまで飲みきってしまいました……まあ、新宿は道程でけっこうカロリー消費するし、このくらいは勘弁してもらおう。
 ……でも、個人的には、もともと大つけ麺博なんだから、やっぱしつけ麺も欲しかった。次の機会にはまたつけ麺を提供してくれることを願いたい。店舗に直接窺う……のは、正直厳しいし。札幌まではなあ……。

札幌つけ麺 札幌ラーメン 風来堂ブース入口に掲示された商品案内。
札幌つけ麺 札幌ラーメン 風来堂ブース入口に掲示された商品案内。

札幌つけ麺 札幌ラーメン 風来堂ブースの看板。
札幌つけ麺 札幌ラーメン 風来堂ブースの看板。

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